中国へ出向の予定ですが、このための予防接種はどのようにしたらよいでしょうか?(2004年 vol.3)

現在、主に行なわれている予防接種は、表のように、A型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチン、破傷風トキソイドの三種類です。接種回数に関しては、B型肝炎ワクチンは三回ですが、A型肝炎ワクチン、破傷風トキソイドは、以前に接種を行ったか否か、また、滞在期間を考慮して決めております。

但し、B型肝炎は、半年後に三回目の接種が終わるため、急に海外出張が決まった場合には、出張直前に接種したワクチンの効果はえられないと考えられます。B型肝炎ウイルスは、感染力が強く、感染者の血液に触れただけで、急性肝炎を発症することがあるので、ワクチンを接種した後でも充分注意が必要です。また、日本脳炎の流行地では、日本脳炎ワクチンの接種も必要です。

ところで、中国以外で、例えばアフリカなどに行かれる場合、黄熱病のワクチンの接種が必要になりますが、一般の診療所では扱っておりません。このように、接種がすぐ受けられないワクチンがあることや、直前の接種では予防効果をあまり期待できない場合があるため、厚生労働省や検疫所へ問い合わせて、その土地の情報を入手して早めに接種を受けることも重要と思われます。
 

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