外科医会

活動紹介

川崎市外科医会 医会長 田村 哲郎


川崎市外科医会は市内医療機関に勤務する外科医130名余が入会している団体で、本年で創立53年目を迎えます。さて一般の市民の皆さんにとって外科というと“手術”など、お堅いイメージが強いと思います。確かに私たち外科医は手術の腕を維持向上するために、色々な立場から日々鍛錬していますが、手術はあくまで病気やケガを治療するためのいくつかの手段の一つにすぎません。つまり、外科診療という全体からみると、その土台となる基礎的で最新な医学研究の進歩を治療に生かすことも特に重要であります。

さて、外科の歴史をいくつか紐解いてみると、中世ヨーロッパでは理髪師が外科手術を手掛けていました。理髪店のシンボルであるサインポールは赤が動脈、青が静脈、白が包帯を表すとの説があります。また中国でもその昔、関羽のけがの治療をしたことで有名な“華佗”は薬学、麻酔学等の医学知識が大変豊富であったと伝えられています。このように外科は意外に、昔から我々の生活の身近にある存在かと思います。

“良き外科医は良き内科医であれ。”これは私が外科の修業を始めた頃に大先輩より頂だいた言葉です。外科医会では会員の知識向上のため、外科領域を中心とした幅広いテーマで研究会、懇話会等の研修会を定期的に開催しています。また、一般市民向けに“市民公開講座”を開催しています。昨年は“乳がん”をテーマに、一般の皆さんに大勢ご参加いただきました。次回開催の際にも奮ってご参加ください。

最近は医学も細分化され、それに伴い一般市民の方もいわゆる専門医を施行する傾向があります。外科医会会員も各々“消化器”“心大血管”“乳腺”“脳神経”“末梢血管”“形成”“肛門”など、専門性を生かした診療を行っています。しかし、その専門性に捉われず、様々な病気、けがにも対応できるような、“安心して任せていただける医師となる”をモットーに日々活動しています。どうぞお気軽にご相談ください。外科医会会員一同お待ちしています。有難うございました。

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